■試して実験 ■□「なつかしいヘッドホン」 □
私、JA1LNQは古いヘッドホン集めが大好きで沢山揃えて眺め悦にいるマニアですが、使い尽くせていませんでした。そろそろ身の回りの部品を処分しようとしている中で、そのまま捨てるには忍びなく、捨てる前に一度使って働くことを確認することにしました。 と、言ってもただ無線機やラジオにつないで音を出すだけでは能がない? 古いヘッドホンはインピーダンスが高く受信機に接続しても音量が小さいので、確認のついでに受信機←→ヘッドホン間の伝送インピーダンスの改善を実験しました。 電磁気のおさらいでマッチングトランスの活用です。 「試して実験」第4弾としてポートします。 (JA1LNQ)
■試して実験 □4kオームのマグネチック型 □
かつて鉱石ラジオで放送を聞いたのもこんな形でした。 トランスはスピーカに付いていたもの。土台のかまぼこ板は焦げ茶色の油性フェルトペンで着色。つや消しの良い感じです。
■試して実験 □軍用600オームSP内蔵□
この軍用ヘッドホンの調達は45年程前、秋葉原のラジオデパートのS電気で2個購入。当時、CQ誌の広告に600Ωと記載されていた。その後1個壊れて分解したが、内部は小さいトランスとベークコーンスピーカーが組み込まれていた。 使用感は、頑丈で形も良いが重い。受信機のヘッドホン出力が低インピーダンスのため直接つなぐと音が小さい。という事で、残りの1個に今回の外付けトランスを接続したら音量が改善した。硬めの音域である。 << Photographed and Written by JA1LNQ >> April 7th 2017.
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