沼南ラジオ工作室  思い出の作品展示コーナー=AMステレオラジオ Retradi R2(レトラジ・アール2)

AMラジオを良い音で! レトロモダンな真空管ラジオ
AMステレオ受信ができる「Retradi(レトラジ)」 真空管の音が暖かく、なごみます


少しレトロな感覚。AMラジオの音は考えているよりずっといいはずだ! と考えました。

  NHKを除いた民放各局がAMステレオを送出していますが、残念ながら今ではAMステレオに対応したラジオが少なくなっています。このラジオでAM放送の音を見直せるかもしれません。
ラジオチューナ部は、ステレオデコード用IC等、半導体でまとめられていますが、オーディオ部はPCL86の真空管アンプ。外部オーディオ入力端子付きで、CDプレーヤ、iPodなどの携帯オーディオ機器からの音楽を聴くことができます。

組立キットですが、キャビネット、シャーシ、キャビネットとシャーシ両方と、それぞれ組立サービスも用意しました。

エンクロージャと言ってもよいキャビネットの内部はTQWT方式を取り入れた構造で、横幅73.5センチという独特の横長のスタイルになりました。スピーカは10センチフルレンジ(アルテックCF204−8A)を採用しています。オリジナルのキャビネット色はMDF素材上につや出し塗装してありますが、組立て後そのままカラースプレーで好きな色に塗装もできます。写真はメタリックブルーに塗装した例です。





「TQWT方式を取り入れた本格的木製キャビネット」

キャビネットの内部はこんなぐあいになっています。部材A〜Dは補強用、スピーカ穴後部がTQWT構造です。組立は木工用ボンドで行いますが、大型なので接着と接合部の密着には注意が必要で、組立完了後カドの部分はサンドペーパをかけます。


主な特徴
◎AMステレオ受信ができます
◎真空管アンプのムードを感じる暖かみのある音
◎アルテック製スピーカ
◎スピーカの力を最大限に引き出すオリジナルエンクロージャ

◎組み立てには2日間
組み立てに必要な時間はラジオ、キャビネット部両方で約2日かかります。じっくりと時間をかけて製作を。時間がない、めんどうという向きには組立てサービスが・・・。



★★レトラジには手作りの楽しさも・・・
ラジオ・アンプシャーシ部
アンプは真空管、
AMステレオチューナはICです
キャビネット組立には
このようなベルトで
しっかりと締め付けて
接着材の乾燥を待ちます
AMステレオの受信には、外部アンテナを
ステレオ受信時にはLEDが点灯します。

★★オリジナルカラーを楽しむ・・・・ カラー塗装や樹皮貼りで独自のデザインに!
オリジナル塗装
ホワイト
樹皮貼り+塗装
ウオルナット張りの上にさらに塗装した例
木目の落ち着いた雰囲気になります。
オリジナル塗装
MDF板上につやだしのための
木地塗装をほどこしてあります。
この上に各種カラースプレーで塗装も可能です
Retradi R2は AMラジオや外部のオーディオソースをステレオ真空管アンプの暖かい音で楽しむためのものです。12ミリ厚のしっかりしたキャビネット部材で作られていますが、しっかりとした台やラックの上など、床から少し距離のある位置で共振を起こさない頑丈な置き場所において聴いてください。


Retradi R2(アール・ツー)の主な仕様



試作途中のレトラジR2
  作って、聞いて、見て楽む!

Retradi R2の 仕様


 品   番:MCRX−002
 受信周波数:535KHz−1605KHz(AM放送ステレオデコーダ付き)
 回路構成 :スーパーへテロダイン式ラジオユニット+真空管アンプ
 使用真空管:(アンプ部)PCL86×2
 スピーカー :10センチフルレンジ×2(アルテックCF204-8A)
 周波数特性 :45Hz〜33kHz(+−2dB)
 音声出力 :1.5W+1.5W (外部ステレオオーディオ入力付き)
 電   源:AC100V 50/60Hz 消費電力 40W
 外形寸法(ミリ):735(幅)×200(高さ)×210(奥行き)
 重   さ:約12kg


 



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