沼南ラジオ工作室 思い出の作品展示コーナー=0−V−3再生式ラジオRetradi R3(レトラジ・アール3)

レトロな真空管ラジオキット
高周波増幅なし低周波3段「RetradiR3」

レトロな雰囲気のデザイン。ダイヤル下の金色のネームプレート。再生式ラジオのなつかしい音。自作ならではの作り上げる楽しさのあるキットです。

  手作りの楽しさと「ラジオの時代」がよみがえります。Retradi R3は昭和中期以降一般家庭で使われていた木製キャビネットの真空管ラジオをイメージしてデザインしました。内部の回路は、普及型ラジオの標準だった高周波増幅なし再生検波式です。

他レトラジシリーズ同様な説明書や組み立て用の手袋が付属。半田ごてを使ったことのない方も安心して組み立てられるように配慮されています。使用真空管は2本で、2球式ラジオとなりますが、回路的には、0−V−3(高周波増幅なし、低周波増幅3段)ラジオに相当します。

完成後のキャビネットは高さ20センチ、横幅36センチ。初代レたトラジ(001)が縦型とすればこれは横型。楕円型スピーカを2個全面左右に配し小型ICラジオでは得られない温かみのある音色が楽しめます。




※同調には少々コツが必要です。これは慣れれば問題ありませんが、これも当時の再生検波方式がそのまま再現されているからです。軽小短安の時代とは逆行していますが、作る楽しみ、そして眺める楽しみがあり、スローな雰囲気が心を癒してくれるラジオです。

「本格的木製キャビネットもキットです」

木製パーツは、木工DIYの雰囲気でスピーカクロス、シピーカー、ネームプレート、裏板などを接着しながら組み立てるようになっています。部材は塗装済みMDF板を使用しています。


主な特徴
◎昭和時代の雰囲気を再現した木製横型キャビネット
◎懐かしい真空管式ラジオそのままの温かい音
◎2個の5×7センチ楕円スピーカ
◎外部オーディオ入力付きでCDなどの音も聴ける(モノラルで)

◎組み立てに必要な時間はほぼ2日
組み立てに必要な時間はラジオ、キャビネット部両方で約2日が必要ですが、さらにじっくりと時間をかけて製作を楽しみたいキットです。



★★レトラジR3 は手作りのキットです
アルミシャーシ上に
部品を取り付けて
ハンダ付けで配線
していきます
キャビネットも
組み立て式。
木工DIYを楽し
めます。
正面板にはクロス、
SPバッフル、
スピーカ、
ダイヤル透明板、
真ちゅう銘板
などを取り付けます。

真空管の音が暖かい
外部入力端子付き
外部の携帯オーディオ
の音楽も楽しめます。
裏板に開いた小窓から
真空管がのぞいて
います。
裏ふたを取ってみると・・。
ダイヤルライトの中に、
真空管の姿が浮かんできます。
Retradiはつくる楽しみはもちろんのこと、眺めて聞いて楽しめる、「夢とやすらぎを得ることのできるラジオ」です。パイロットランプのほのかな光に浮き上がるダイヤル盤の文字。懐かしい真空管ラジオの音は、お部屋にくつろぎの空間を作りだします。


開発途中RetradiR3シリーズほか


レトラジシリーズ開発中(左上は引き続き開発中の小型レトラジX)
  作って、聞いて、見て楽しもう

RetradiR3の主な仕様

 品   番:MCRX−003
 受信周波数:535KHz−1605KHz
 回路構成 :2球再生検波方式低周波増幅3段
 使用真空管:PCL86(3極5極複合管)×2
 スピーカー :5×7センチ楕円ダイナミック
 音声出力 :1W (モノラル・オーディオ入力付き)
 電   源:AC100V 50/60Hz
 外形寸法(ミリ):360(幅)×200(高さ)×270(奥行き)
 重   さ:約5.5Kg


(RetradiR3の後継機はその後発売されていません)


 



工作室に戻る