沼南ラジオ工作室2013
年12月20日
<1>:1−V−3 短波受信機=交信の正式受信機目指し製作
再生検波のストレート受信機を何台か製作してきたデータをもとに構想した高周波1段、低周波3段の1−V−3受信機を製作しました。7メガのAMも良く聞こえるのでAM用の正式受信機としてつかえないだろうか? と、 メイン受信機の位置に設置してみました。
<2>1−V−3短波受信機の製作、まずは体裁研究
今回は、FR400に使っていたギヤダイアルが手元にあり、これを使うことを前提に製作しました。ノートにラフでパネル体裁を描き、パソコンで出力した加工図をもとに検討していきます。
<3>主要部品配置の確認は穴開け加工前に
真空管と電源トランスの穴だけ開けて、ギヤダイヤル機構を仮付け。
<4>パネル面の部品仮付け
パネル面にも部品を仮付けして体裁を確認します。
<5>ダイヤル窓のエスカッションを作る
素材は5ミリ厚の黒色ベークライト。加工寸法図を貼り、ドリルの連続穴を糸のこでつないでいきくりぬきます。しあげはヤスリで気長に行います。
<6>部品位置確定、シャーシ穴開け加工とパネル塗装
シャーシは残りの穴開け加工をすべて行い、塗装済みパネルと合体させます。
<7>トリマコンデンサで7MHz帯に同調させる
メインバリコンは使用せず、二つのコイルには100PFのトリマコンデンサをつないで7MHz帯に同調させます。バンドスプレッドに25PFのバリコンを使います。3連ですが、両側の2連分だけ使用しています。
<8>すべての部品を取付けます
コイルも含めて全部の部品を取付ます。シールド板はシャーシの表、裏とも高周波増幅部と検波部を完全に遮蔽しています。再生バリコンのつまみは延長軸でパネル面に出します。
<9−1>各部品の取付の様子
<9−2>4球 1−V−3のRF増幅と検波回路
低周波増幅部は12AX7と6AQ5の基本的なアンプです。
<10>各部品間の配線開始
<11>配線完了シャーシ
<12>ダイヤルライトの光にほのぼの
あらかじめコイル同調部分を7メガにあわせてあったのでダブレットアンテナをつなぎ、再生コイルの位置を動かすだけですぐ動作しました。
<13>定番の木製キャビネットも製作
木製(MDF)製のしょうなんラジオ工作室定番キャビネットを作り、収めました。外部SP端子もつけてありますが、内蔵SPの音でもしまりのある聞きやすい音になります。
<14>JA1GMO AM用メイン受信機に
AMの7195KHz付近の受信機として一応使える状態です。さすがにコンディションの悪い時には、通信用受信機にたよらざるをえませんが。電信の音も気持ちよいです。複数の信号を耳で聞き分ける訓練にもなりますが・・・。
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