沼南(しょうなん)ラジオ工作室 「電鍵」工作日誌 2019年2月

=== (●●)いのしし親子が踊りまくる 亥年式全自動バグキー ===
           



□(●●1)全自動バグだけれど・・・。いのしし親子が踊る□

干支にちなんだ電鍵としてはこれまで酉、戌を作りましたが、2019年の亥年に向けて「猪突猛進」をどのように表現するか考えた結果、このいのししの親子が走り、踊る「亥年電鍵」が出来ました。

電鍵の本体はこの自作電鍵メニュー17番、「GMO流全自動バグキー」(2017年2月13日)で、新しいものではなく、その短点および長点の振動板に、「いのしし親子の絵」を貼りつけただけですが、けっこう「猪突猛進」の雰囲気が出ています。



(●●2) まずは「猪らしい絵」を描いて振動板に取付け
       




□(●●2)薄いアルミ板で振動版に取りつける □


   本体の全自動バグは、2017年に室長が初めて機械式全自動を試み、製作したものです。全体の寸法が大きくそのぶん振動板の揺れ幅も大。そのおかげで「いのしし親子」の動きもダイナミックになりました。

 左の「うり坊」が短点、右の「親いのしし」が長点。0.3mmぐらいの薄いアルミ板で振動板に取付けています。いのしし親子の絵は、なるべく「ブタ」にならないように注意して描きましたが、2匹の豚でTOW TON(ツー・トン)でもよかった?   





(●●3)「うり坊」が走り、「親猪」が踊りまくる
       



□↑(●●3)走る「うり坊」と踊る「親猪」 □


    機械式全自動電鍵の二つのノブは左が短点の連続、右が長点の連続を出します。

短点で うり坊が高速で前後に振動、長点では親猪が「ブルルン・ブルルン」という感じに前後に振動。 いのししの絵は親子とも薄いアルミ板で保持しているために、ノブの操作が終わって符号送出が止まったあとも振動して踊り続けます。とくに振動幅の大きい親猪のブルブル振動は派手で、モールス符号と共にうり坊は、ちょこまかと、親いのししは、ダイナミックに踊りまくる情景が展開されます。




(●●4)電鍵本体のカバーがいのしし親子の突撃フィールド
       



□(●●4)厚紙と弁当のおかず仕切板(バラン)でいのしし親子の踊り舞台を作成 □


本来の自作全自動では、振動板の動きを見ていただきたいところなのですが、ここでは、いのしし親子が主役なので、カバーを付けます。全自動バグ本体は、「メニューNO.17」を参照ください。



(●●5)CQ ham Radio誌(2019年2月号)に掲載
       



□↑ (●●5)キャッチコピーは「モールス符号で踊るいのしし」 □


 この2019干支・亥型電鍵は「オート・バグキー」として CQ ham Radio誌2019年2月号(P.94〜99)に掲載していただきました。本電鍵の詳細は同誌をご参照ください。

 工夫と試行錯誤の中で作る、その後も改良を図り機能、性能向上をめざすといった、「考えながら作る楽しさ」を誌面でお伝えしたくて記事執筆しました。

 このような電鍵工作に親しんでおられる同好の士からの電鍵製作の体験をお寄せいただければ幸いです。de JA1GMO 


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