沼南(しょうなん)ラジオ工作室 「電鍵」工作日誌 2016年9月

===(13)自作バグ「かまぼこ板BUG1号」の大改装 ===
           




□(13−1)1号の気になっていた部分を2号と同じ形にした □


2016年9月12日、かまぼこBUG2号完成後、早速同1号の問題点解消の着手。2号と同じ形に作り替えを行いました。リードスイッチの短点接点は機械式に、短点振動板のバネはリン青銅に、軸は2号同様のボリウム軸利用など、直前に作った同2号と同じ機構としました。

 



かまぼこBUG1号の大改装。まずは、ばらす。
       




□(13−2)ネジをはずせばすぐにバラバラ □


手前に横たわっているのがノコ刃複式電鍵と同じ形の操作レバー。左で長点、右で短点の振動板を押して短点連続。左下に転がっている黒い物体がいままで短点の接点として使っていたリードスイッチです。ノイズが出ないので良いと思っていたのですが、周囲の環境により動作が微妙に変化する事があり、面倒なので、同2号で動作を確認できた機械式接点とすることにしました。





短点振動板の回転軸の新・旧
       



□↑(13−3)左がいままでのもの、右がこれから使うもの □


なんといっても、がたつきのある振動板が一番気になっていた部分。左は従来のもので中空のアルミ四角棒に長いネジを通して、ネジの上下をアルミ板で保持するようにしていました。でも、きっちり押さえると回転しなくなり、やや緩めにするとこんどはガタつくという問題がありました。
 左は壊した小型ボリウムの回転軸です。下部はスムースな回転を維持しながらしっかり固定。軸先に金具でネジを付けて振動板に取付けネジ上部(先端)は凸型アルミ金具に空けた小穴に通します。これで振動板レバー手前を指で下に押してもシーソーのように上下にぎったんばっこんすることが無くなるはずです。  




軸受け部分を板に乗せてみる
       



□(13−4)軸の底部が入る位に穴を広げ仮に乗せてみた □


 アルミ板にボリウム軸を固定して板に乗せてみまたところ。このあたりは直近に行ったかまぼこBUG2号と同じ作業です。



短点レバーは幅10ミリのL型のアルミアングル。          



□↑ (13−5)部材を仮乗せして位置関係や寸法を確認 □


回転軸上の短点レバー、なんだがだらしなく乗っていますが、仮に置いただけなのです。寸法を確認しています。幅10ミリのL型のアルミアングル。長さは6センチ。軸を固定する穴まで先端から2センチ。
軸固定金具の寸法の関係でレバーがいままでより5ミリぐらい高い位置にきてしまい、従来のノコ刃式操作レバーの高さが足りなくなってしまいました。操作レバーの金ノコを固定する金具も作り替えることになります。




短点振動板の先端。U字バネに機械式接点、重りを沢山積む
       



□↑(13−6)U字型バネの寸法や位置は同2号に習うが・・・。 □


部品を付けたり外したりの作業中、写真を撮るとこができなかったのでいきなり完成近くの風景。2号での試行が生かせたと思ったのですが、振動板の寸法が少し短く、うまく振動してくれません。リン青銅の振動バネに沿って一度ハンダ付けした銅板をはずし、先端までリン青銅のままにして、さらに重りを沢山のせてなんとか安定した振動がでるようになりました。



「軽い」操作感覚、1本のつまようじで実現?
       



□↑(13−7)左の長点レバーと右の短点レバーの間につまようじをさしこんでみたら。  □


8月のハムフェアの会場に持参したときの「かまぼこBUG1号」の皆さんからの評価はあまり良くなく、特に短点レバーの固さを指摘されていました。その後バネやネジの調整で、やや改善はしたのですが、やはり少し力を入れて右に振らなければなりませんでした。大改装にあたって、いかにこれを軽くするか、フェザータッチとまでは言わないけれど・・。 

 それが、なんと1本の「つまようじ」で実現? 。  左の木製操作レバーに付いているネジの頭で、右の逆L字型の短点振動レバーを押すようにしていたのですが、その間につまようじを差し込んでみたら。あーら不思議。なんと軽るーい感覚? 



コロの原理?         



□↑(13−8)コロ、コロ。つまようじが回転していた □


操作レバーのネジ頭と短点振動レバーのアルミの間の摩擦が気になり、少し間隔を広げてみようと思って、つまようじを差し込んだら、スーッと軽く?? 。レバーを動かしながら観察すると、操作に従ってつまようじが僅かに回転している。「これか!」 なるほどこんなところにもコロの原理(??)は働いているんだ、と感動。 

 早速つまようじに代えて2ミリ径の鉄の丸棒を操作レバーに付けました。とても軽くなりました。 



寸法変更、金具はつぎはぎで対応
       



□↑(13−9)各部位置調整完了。短点振動止めはネジ1本のみ □


振動ばねに一度ハンダ付けした銅板をはずしたり重りを加えたりして、振動はするようになったものの、今度は短点の終わりで振動板をいかにすんなり止めるかが課題に。かまぼこBUG2号では、転倒防止用のクッションにレバー先端をぶつけていますが、1号にはそのスペースが無いので、Z金具に長いネジをゆるめに付けて先端の振動を吸収するようにしています。ある程度の効果はあり、なんとか使えています。



かまぼこBUG1号が新しくかまぼこBUG1号「改」に
       





□↑(13−10) かまぼこBUG1号「改」完成 □


 バグキーに挑戦する中で、なんとか小型にできないか考え、試行錯誤の末実現したかまぼこBUG1号(自作バグキーとしては5号)。(1)動作不安定、(2)固い操作感、(3)ぐらつくレバー等々、危うい感じのあるキーながら、その都度調整しながら使うというのも自作の面白さと思っていました。

 この改装で気になっていた(1)から(3)までが解消できたのかな、と感じていますが今後、新たな問題点が浮上してくるでしょう。でもその都度改造し、トラブル解消しながら使うのも電鍵自作の面白さ。実戦に使いながらさらに改良していくつもりです。 (記:2016年9月16日) JA1GMO

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