これまでいろいろな複式電鍵を自作しましたが、構造はノコ刃形式、つまり一番奥に支点があり、手前のノブを左右に振る形のものばかりでした。そこで、かまぼこ板のバグ・キーを作ったときの形を複式電鍵に応用してみました。
□↑ 今まで使っていたのより繊細。これを利用 □
このキーを作る少し前にJH1MMW局から小さいリードスイッチをたくさんいただき、先に作ったリードスイッチ複式1号キーのスイッチもこれに替えています。感度が高く、動作は確実なので、この複式(2号)にも、これを使うことにしました。
□↑ アルミ板を加工、支点はボリウムの軸を利用 □
自作のバグキー(3号)の最終形も同じですが、小型の可変抵抗器をばらして、回転軸の部分を、キーレバーの軸としました。いかに、上下方向のガタつきを少なく、そしてスムースに左右回転させるかが問題です。土台のかまぼこ板に丸穴をあけそこに回転部分を埋め込みます。上部はアルミアングルで支えて、上下方向のガタつきはほとんどありません。
□↑ 角度を変えて、最適な点に固定します □
真ん中に磁石が一つ。これを左右に振ります。二つのリードスイッチは木片の上に小基板に配線して固定。木片の片側だけをねじで支えて動くようにしました。レバーを操作し、最適な動作点を探り、そこで止めます。
□↑ 完成 □
バグキーをいくつか作ったときの経験でこの形の複式キーができました。使用感ですが、残念ながら今のところレバーを左右から押しているバネがふにゃふにゃな感じで、すっきりしません。ばねの交換とノブ部分のストッパーをもう少しがっしりしたものにしたほうが良いので、改良していく予定です。 ■YouTubeにアップした動画→(ブラウザの「戻る」(←)で戻って下さい。