これまで触ったこともないバグ・キーですが、その仕組みはどうなっているのか? ばね状の板で重りを振らせてトン・トン・トンを出す程度しか知りませんでしたが、インターネット検索で各種バグ・キーの写真を参照することで、こんなものか?と作業台の上で出来上がった自作バグ・キー1号。ばね状の板は430メガのループアンテナに使っていたもので幅5ミリ。ちょっとたよりないですが、以後ずっと自作バグ・キーのばねとして使うことになりました。
□↑ 短点部分の接点は網線を折り曲げて・・・。 □
完全に「バラック状態」で、2本のアルミ棒のほかは、せんたくばさみや輪ゴム、短点用接点部分は半田吸い取り用の網線。それも本体の板から、はみ出し、それを受ける接点は仮に置いた鋳物の工作台。これにリード線をつないでいます。 それでも、練習用ブザーにつないで符号は出せることが確認できました。これを自作バグ・キーと呼ぶのはおこがましいですが、ともかく1号バグ・キーとしました。これをもとに早速、2号に取り組みます。
□↑ 1号バグ・キーをバラした跡で2号のテスト □
第1号により、基本構造や動きが分かったところで、2号はやや実用的なものを目指したいです。短点用接点は真鍮板を切り抜き、長点用レバーは複式キー培った?ノコ刃を使用。アルミ板や木片で作った部材で組立て、動作テストを繰り返します。
□↑ 短点部の接点と振れ止め。こんなふうなのかな? □
接点につながるベロ状の金属が重要な役割をはたしているような気がする。ネットで参照した各種のバグ・キーで参照してそれらしく作ってみましたが、形状、柔らかさ、取り付ける位置、先端の接点、さらにその接点を受ける側のアルミ板の位置など、各種試行の結果、1号よりも、ずっとバグ・キーらしい操作ができるようになりました。
□↑ 一応 トントントン符号は出るがこの状態で無線機につないで大丈夫か? □
短点のレバーを引っ張るのに、まだ輪ゴムを使っていますが、各部をリード線でつなぎすっきりした形になりました。 重りは適当な鉄片をクリップではさみ、前後に動かすことで多少、短点の速度も変化できます。しかし、操作によっては振動ばねが共振するような現象が起き、接点が暴れてしまいます。先端でうまく振動を吸収しなければならないようで、さらに研究が必要です。